広島中区貸し倉庫 国内のトランクルーム市場一部で供給過剰
『国内で、トランクルーム市場が拡大している』
日本経済新聞の記事です。
コロナ過中にもかかわらず
トランクルームは、少しづつ、少しづつ
亀の歩みのごとく増えているようですね。
特に、東京都内はここ数年でレンタル倉庫
店舗が街のあちこちで散見される
ようになりました。
しかし、トランクルームを利用する
消費者は多数いるわけではありません。
誰でも彼でもトランクルームを利用する
わけではなく、日常生活をする上で真に
困っている人がそのサービスを利用します。
部屋が狭くて悩んでいる人が
トランクルームを利用する顧客対象となり
顧客数は限られているわけです。
ですから、
仮に、半径1キロ範囲内で世帯数が5000世帯
だとしたら、「100世帯に1室」借りるとして
50室程度が限界部屋数です。
あくまで、これは出店計画上の目安ですが、
供給店舗が増加して部屋数が
増えてくると需要を超すことにもなります。
そして、必然的に競合が増えてくると
少ないお客の奪い合いが起こります。
現実に、首都圏の特定の地域では
そういった現象が頻繁に起こっている
ことは確かです。
また首都圏はセルフストレージ企業の
過半数が首都圏に集中していて
ストレージ企業の多寡も一因となっています。
ここで私が申しあげたいのは
首都圏、地方も含め競合の厳しい
地域では出店を避けるということを
事前に考慮しておく必要があると
思います。